令和7年度 医工連携人材育成講座 参加報告
- matsudalab13
- 11 時間前
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対象回:第7回(2025年9月18日[木])
発表内容
テーマ:「医療従事者と医工連携 ―看護師・臨床工学技士・理学療法士―」
講師:松田 雅弘 教授(順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科)
概要
本講義では、医工連携を推進する上での課題として、臨床現場と産業界の視点のずれや評価基準の共有不足が取り上げられました。
医工連携を効果的に進めるためには、両者が共通言語を理解することが不可欠です。
特に理学療法士は、患者に最も近い立場で得られる知見を臨床的根拠に基づいて技術者へ伝えることで、両者の橋渡し役を担います。
この役割が果たされて初めて、医療機器は単なる技術の産物にとどまらず、臨床現場で真に活用される実践的なツールへと進化していくことが明らかになりました。
総括
本講義では、医工連携を推進する上での課題として、臨床現場と産業界の視点の相違や評価基準の標準化不足が浮き彫りになりました。
特に理学療法士は、歩行補助機器やリハビリ装具の試用評価を通じて、改善点を具体的に提示できる立場にあり、産業界との協働において中核的な役割を果たす可能性が強調されました。
今後、本研究室としても、医療従事者と技術者の協働をさらに深化させ、臨床的有効性と実用性を兼ね備えた医療機器の開発と社会実装に積極的に取り組んでまいります。
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